CAE-ONE解析業務の効率化を促進するWebフレームワーク
CAE-ONEは、ISIDの開発による、解析業務の効率化を促進するWebフレームワークです。長年の解析ソフトウェアの販売サポート活動でISIDが理解した多くのユーザーニーズが反映され、業務に役立つ便利な機能が搭載されています。CAE-ONEは、解析業務に関連するデータ管理、ジョブ管理、リソース管理のプロセスを統合し、解析業務の効率と品質の向上に効果をもたらします。
期待される効果

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解析活用の作業効率の向上
過去事例参照、データ再利用が容易になり、解析実行プロセスを標準化し、自動化することを可能にします。処理のエラーを削減し、解析活用の適切な作業を効率良く行うことが可能になります。 -
業務品質の向上ワークフローに沿っ
た適切な処理、設計データと解析データとの連携管理、解析実行と結果評価の承認プロセスの遵守により、解析活用の作業の信頼性と品質が高められます。 -
セキュリティーの確保と維持解析
データの管理とアクセス制御により、知的資産の消失、誤用、漏洩が防止されます。法規制や内部統制に対応するための、設計データに対応する解析データのトレーサビリティーが維持されます。 -
ナレッジの活用組織
内の有識者の知見の共有が促進され、解析専任者ではないメンバーでも、設計の検討に解析を適切に活用することができるようになります。アドバイスや検討過程の文面がデータで保存され、知的資産として有効に活用することができます。 -
リソースの有効活用ソフトウェアライセンス利用
状況、ハードウェア稼働状況を詳細に把握することができ、計算資源の調達計画に反映することができます。計算負荷の分散、障害検知と適切な対処の実施により、リソースを有効に活用することができます。
CAE-ONE特徴と機能
データ分類とアクセス制御
解析業務の関連情報を依頼書、ジョブ、報告書、フリーデータの4種のタイプに分類して階層構造で管理し、プロジェクト別にアクセス制御を設定することができます。
業務履歴管理
登録データ間の連携関係を定義し、関連する情報の連鎖を可視化することができます。
ドキュメントのリビジョン管理により、過去履歴の把握を容易にします。
検索
データ項目を選択し、すべてのドキュメントの全文章を対象としたキーワード検索を行うことができます。
承認ワークフロー
依頼書、報告書の処理のワークフローを定義し、登録者と決裁者による承認プロセスの進行と履歴を管理し
ます。


ディスカッション
質問の投稿と有識者からの回答を、公開範囲を選択して可視化し、組織内で知見の共有を行うことができます。

Webクライアントからのジョブ投入
Webクライアントからジョブ登録を実施すると、解析サーバーへ、入力データ転送、実行リクエスト、実行、結果転送、終了報告が自動的に実行されます。

判り易いユーザーインターフェース

アプリケーションソフトウェアのコマンド実行の操作をすることなく、Web画面から簡単にパラメータ設定を行うことができます。複数台の解析サーバに対して、優先度を選択してジョブを順次することができます。
解析実行テンプレート
NX Nastran、MSC Nstran、Marc、LS-DYNAの組込み済み標準テンプレートを用いて、実行環境を簡単に設定することができます。他の主要な市販解析ソフトウェアとの連携も容易に行うことができます。
連携実績のあるソフトウェア
Adams AVL FIRE STAR-CCM+
Actran AVL BOOST ModeFRONTIER
Moldflow PAM-FLOW (その他多数)
ADINA ProCAST
Squeal STREAM
PERMAS SCRYU/Tetra
ANSYS RYUJIN
VECTIS ADSTEFAN
Matlab GT-SUITE
途中経過、終了通知
CAE-ONEで解析処理実行中に、ジョブのログを確認することができます。計算が終了すると、実行結果フィルのリンクを含む終了通知メールが自動配信されます。

リスタート、再利用
解析計算途中の一時停止と計算再開を行うリスタート機能、既存の入力パラメータや入力ファイルの流用を容易にする再利用機能が提供されます。
ワークロード管理システムとの連携
IBM Spectrum LSF Suites、Altair PBS Worksと連携して、ジョブの投入、バッチジョブの実行、結果取り込みの処理を行うことができます。

ライセンス利用状況表示
解析ソフトウェアのライセンス利用状況、利用ユーザのリアルタイムのレポート表示、任意期間内の利用ログのグラフ表示を行います。

ハードウェア使用状況表示


外部インターフェースオプション

CAE-ONEのユーザーインターフェースの操作を行わずに、外部システムとのデータ連携を可能にするAPIを利用することができます。CADシステムや最適化ツールとの双方向連携が可能になります。
Microsoft Officeファイルとの連携オプション

Microsoft Officeで操作しているファイルから、CAE-ONEに直接データを登録することができます。