「自分たちの病院・クリニックに適しているPOSレジを知りたい」
「病院・クリニックでPOSレジを導入する場合、どんな機能があればいいのか知りたい」
「最初はできるだけコストを抑えて導入したい」
今回の記事では、これらのニーズ・疑問を解決できるように、病院・クリニックにおすすめのPOSレジをランキング形式で紹介していくので、導入する際の参考にしてください。
- 料金コスパ
- 病院・クリニックのPOSレジに必要な機能が揃っているか
- レジの使いやすさ
- 口コミや評判
- 導入時や故障時のサポート力、手厚さ
病院・クリニックがPOSレジを選ぶ際に大切な、上記5項目を中心に、POSレジ全50種類を徹底比較。そのうえでおすすめの10製品に厳選しランキング形式で紹介するので、迷わず最適なPOSレジが見つかるでしょう。
【2023年2月最新版】病院・クリニックにおすすめのPOSレジBEST3
順位 | 1位 | 2位 | 3位 |
POSレジ名 | スマレジ | POSCO | Square |
問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ |
総合評価 | 5.0 | 4.9 | 4.8 |
初期費用 | 112,780円〜 | 個別見積り | 0円~ |
ランニングコスト | 月額0円~ | 個別見積り | 月額0円~ |
電子カルレセ連携 | 〇 | 〇 | × |
セルフレジ | 〇 | 〇 | 〇 |
キャッシュレス決済 | 〇 | 〇 | 〇 |
売上分析機能 | 〇 | 〇 | 〇 |
予約管理機能 | 〇 | × | 〇 |
在庫管理機能 | 〇 | 〇 | 〇 |
メーカー名 | 株式会社スマレジ | 株式会社ポスコ | Square |
病院・クリニックのPOSレジおすすめランキング10選
病院・クリニックのPOSレジおすすめランキング10選を紹介していきます。
1位 スマレジ|スマレジ株式会社

- レジスペースが狭い
- レジの打ち間違い、お釣りの渡し間違いを無くしたい
- 患者の会計待ち時間を短縮したい
①各種レセコン・電子カルテと連携可能
スマレジAPIを利用することで、患者の属性情報や会計情報をレジと連携させることが可能です。請求金額の計算や、未収金管理などもできるようになります。
②セミセルフレジで業務効率化
自動釣銭機をセミセルフレジとして導入することで、患者との現金の受け渡しがなくなります。また、電子マネーやQRコード決済などのキャッシュレス決済を導入すれば、スタッフと患者の接触を避けることが可能です。会計ミスも減らすことができます。
③待ち時間短縮
セミセルフレジとして運用することで、スムーズな会計が可能です。患者の待ち時間を短縮できるので、満足度向上も期待できるでしょう。
スマレジの良い評判・口コミ
スマレジの悪い評判・口コミ
引用:「スマレジのユーザーレビュー・口コミ」ITreview
■スマレジの製品情報
おすすめ度 | 5.0 |
初期費用 | 112,780円〜 |
ランニングコスト | スタンダード:月額0円(1店舗のみ) プレミアム:月額5,500円(1店舗につき) プレミアムプラス:8,800円(1店舗につき) ※クリニックにおすすめ フードビジネス:12,100円(1店舗につき) リテールビジネス:15,400円(1店舗につき) |
電子カルテ・レセプト連携 | 〇 |
セルフレジ | 〇 |
キャッシュレス決済 | 〇 |
売上分析機能 | 〇 |
予約管理機能 | 〇 |
在庫管理機能 | 〇 |
\おすすめランキング1位/
2位 POSCO|株式会社ポスコ

- 課題・ニーズに合わせてカスタマイズしたい
- 既に使用している電子カルテ・レセコンと連携させたい
- サポートが充実しているほうがいい
①迅速なシステム設計
豊富な経験と、これまで蓄積したナレッジ・データベースを活用し、「導入目的」を達成するための最適なシステムを提案してくれます。事情に合わせたコンサルティング・カスタマイズを行い、スピーディなシステム設計が可能です。
②柔軟なシステム連携
電子カルテソフトやレセコンだけではなく、将来導入する可能性のある、さまざまなシステムを連携することが可能です。外部のソフトでも柔軟に連携できます。
③24時間バックアップ体制
全国をカバーし、オンラインによる保守体制を確立しています。迅速なデータ修復や、ソフトウェアのカスタマイズなど、細やかなサポートを受けることが可能です。
POSCOの良い評判・口コミ
引用:「POSCO導入事例」POSCO公式
■POSCOの製品情報
おすすめ度 | 4.8 |
初期費用 | 要問合せ |
ランニングコスト | 要問合せ |
電子カルテ・レセプト連携 | 〇 |
セルフレジ | 〇 |
キャッシュレス決済 | 〇 |
売上分析機能 | 〇 |
予約管理機能 | × |
在庫管理機能 | 〇 |
3位 Square|Square

- キャッシュレス決済を導入したい
- 患者の待ち時間を短縮したい
- 他院と差別化したい
①最短翌営業日入金
キャッシュレス決済の決済代金は、入金されるまで時間がかかる場合が多いですが、Squareの場合は最短翌営業日に入金されます。
②豊富な決済方法
クレジットカード・電子マネー・QRコードなど、現金以外の支払い方法を選べるので、手持ちの現金の心配をする必要がありません。 現金に触れることもないので衛生的です。
③他院との差別化
最近は現金を持ち歩かない人が増えており、キャッシュレス決済を使えるかどうかで通院先を選ぶ患者も少なくありません。キャッシュレス決済に対応することで、患者満足度向上にもつながります。
Squareの良い評判・口コミ
Squareの悪い評判・口コミ
引用:「Squareユーザーレビュー・口コミ」ITreview
■Squareの製品情報
おすすめ度 | 4.8 |
初期費用 | 無料※別途周辺機器費用Squareリーダー:7,980円 Squareスタンド:29,980円Squareターミナル (レシートプリンター内臓):46,980円 |
ランニングコスト | 無料(キャッシュレス決済時の手数料のみ) |
電子カルテ・レセプト連携 | 〇(歯科医院専用クラウド型レセコン「POWER5G」) 他要問合せ |
セルフレジ | 〇 |
キャッシュレス決済 | 〇 |
売上分析機能 | 〇 |
予約管理機能 | 〇 |
在庫管理機能 | 〇 |
4位 POS+|POS+株式会社

- 予約管理を行いたい
- iPadで運用したい
- DM機能が欲しい
①予約管理機能が標準搭載
電話予約・Web予約システム・他社連携サービスを同時に利用し、予約を一元管理可能です。Web予約の内容も、自動的に同期されます。
②直感的な操作
iPadをPOSレジとして使用するので、直感的な操作ができ、簡単に使えるようになります。スタッフの教育時間短縮にもつながるでしょう。
③DM機能で来院促進
DM機能を利用することで、予防接種などの呼びかけをして、来院促進が可能です。感染症予防などについても発信すれば、患者満足度向上も期待できるでしょう。
POS+の良い評判・口コミ
POS+の悪い評判・口コミ
引用:「POS+の評判・口コミ」BOXIL SaaS
■POS+の製品情報
おすすめ度 | 4.6 |
初期費用 | 要問合せ |
ランニングコスト | 小売店:月額12,000円~ 飲食店:月額12,000円~ 飲食店(小規模店舗):月額6,000円~ 美容・サロン:月額12,000円~ |
電子カルテ・レセプト連携 | × |
セルフレジ | 〇 |
キャッシュレス決済 | 〇 |
売上分析機能 | 〇 |
予約管理機能 | 〇 |
在庫管理機能 | 〇 |
5位 BCPOS|株式会社ビジコム

- 会計業務を効率化したい
- スタッフの負担を軽減したい
- 必要な機器をまとめて導入したい
①まとめて導入できる
クリニック向けのセミセルフレジセットを提供しており、自動釣銭機・タッチパネルPC・バーコードリーダー・POSレジアプリをまとめて導入可能です。
②スタッフの負担を軽減
セミセルフレジを導入することで、会計ミスの防止・締め時間の短縮が可能です。 また、回転率がアップするため、会計待ち時間も短縮されます。
③レセコンバーコード連携
レセコンから出力された領収書に記載されているQRコードや、NON-PLUバーコードをPOSレジで読み取ることで、会計業務を効率化可能です。
BCPOSの良い評判・口コミ
BCPOSの悪い評判・口コミ
引用:「BCPOSの評判・口コミ」BOXIL SaaS
■BCPOSの製品情報
おすすめ度 | 4.4 |
初期費用 | 198,000円~ |
ランニングコスト | BSPOS Lite Free:月額0円 BSPOSサブスクリプション:月額5,000円~、年額54,000円~ BSPOS買取:月額270,000円~(1ライセンス) |
電子カルテ・レセプト連携 | 〇 |
セルフレジ | 〇 |
キャッシュレス決済 | 〇 |
売上分析機能 | 〇 |
予約管理機能 | × |
在庫管理機能 | 〇 |
6位 ハヤレジ|ハヤレジ株式会社

- 請求金額の打ち間違いをなくしたい
- セミセルフレジを導入したい
- 患者向け表示モニターを導入したい
①請求金額ミスをなくせる
電子カルテ・レセコンとの連動で、請求金額の打ち間違いがなくなります。また、領収書のバーコードから請求情報を取り込むことも可能です。
②セミセルフ方式対応
自動釣銭機を導入することで釣り銭の渡し間違いがなくなり、自動釣銭機を患者側に向けることで、セミセルフレジとしても運用可能です。
③請求金額をわかりやすく表示できる
オプションで患者向け表示モニターを追加できるので、耳が遠い患者に対して、請求金額を正しく伝えることができます。
ハヤレジの良い評判・口コミ
ハヤレジの悪い評判・口コミ
引用:「ハヤレジ口コミ」ハヤレジ公式
■ハヤレジの製品情報
おすすめ度 | 4.3 |
初期費用 | 要問合せ |
ランニングコスト | 要問合せ |
電子カルテ・レセプト連携 | 〇 |
セルフレジ | 〇 |
キャッシュレス決済 | 〇 |
売上分析機能 | 要問合せ |
予約管理機能 | 要問合せ |
在庫管理機能 | 要問合せ |
7位 Clinic POS|株式会社クリニックキオスクBIZ

- レジ締め作業の時間を短縮したい
- リアルタイムで入出金状況を確認したい
- サポート体制の充実度を求めている
①請求データ連携
これまで手動で行なっていた作業を、請求データ連携機能や自動釣銭機との連動により簡略化可能です。
②リアルタイムで履歴を確認できる
会計を行った時点で履歴が記録されるので、レジ締めを行う前でも入出金状況を確認できます。
③万全なサポート体制
全国に支店があるため、不具合や修理が必要な際は、迅速に専任スタッフが駆けつけてくれます。また、クリニックごとの専任担当者に、導入から運用方法までサポートしてもらうことが可能です。
Clinic POSの良い評判・口コミ
引用:「Clinic POS導入事例」Clinic KIOSK.Biz公式
■Clinic POSの製品情報
おすすめ度 | 4.2 |
初期費用 | 要問合せ |
ランニングコスト | 要問合せ |
電子カルテ・レセプト連携 | 〇 |
セルフレジ | 〇 |
キャッシュレス決済 | 〇 |
売上分析機能 | 〇 |
予約管理機能 | 〇 |
在庫管理機能 | 〇 |
8位 Airレジ|株式会社リクルート

- とにかく安くPOSレジを導入したい
- 設置スペースが狭い
- 実際に使用してみてから導入を判断したい
①基本レジ機能0円
基本的なレジ機能の他、管理・分析・サポート全般は全て無料です。月額費用も無料なので、低コストで導入できます。
②省スペース化
iPadを利用するため省スペースで設置できます。また、キャッシュレス決済を導入する際も、小型の専用のカードリーダー1台で対応可能なので、場所をとりません。
③実際に試せる
全国のビックカメラに「Airレジサービスカウンター」があるので、実際の機器やアプリを触り、専門スタッフに説明してもらうことができます。
Airレジの良い評判・口コミ
Airレジの悪い評判・口コミ
引用:「Airレジのユーザーレビュー・口コミ」ITreview
■Airレジの製品情報
おすすめ度 | 4.1 |
初期費用 | 83,620円~ |
ランニングコスト | 初期費用・月額費用・サポート全般・ すべての機能の利用料:0円 |
電子カルテ・レセプト連携 | ×(レセコンから出力するNON-PLUバーコードの読み取りは可能) |
セルフレジ | × |
キャッシュレス決済 | 〇 |
売上分析機能 | 〇 |
予約管理機能 | 〇(Airリザーブ) |
在庫管理機能 | 〇 |
9位 ユビレジ|株式会社ユビレジ

- 複数のクリニックを経営している方
- すでに iPadを持っている方
- 体験してから導入したい方
①複数店舗管理機能
各店舗の売上をリアルタイムで自動集計し、売上報告もメールで自動配信されます。 各クリニックの売り上げや、会計単価などを一覧で表示可能です。
②古い世代のiPadも利用できる
ある程度古いiPadでもそのままPOSレジとして利用できるので、すでにiPadを持っている場合は低コストで導入できます。対応しているiPadは、ホームページで確認可能です。
③複数の体験手段
オンラインデモやトライアル、説明会などがあり、ショールームもあるため実際に操作性などを確かめてから導入することが可能です。
ユビレジの良い評判・口コミ
ユビレジの悪い評判・口コミ
引用:「ユビレジの口コミ・評判」BOXIL SaaS
■ユビレジの製品情報
おすすめ度 | 4.1 |
初期費用 | 95,700円~ |
ランニングコスト | 1ヶ月お試しプラン:月額0円 プレミアムプラン:月額6,900円~ ユビレジハンディ(飲食店向け):月額1,500円~ ユビレジ在庫管理:月額4,500円~ リースプラン:要問合せ レンタルプラン:初期費用0円・電話サポート月2,000円 ※導入後2ヶ月間は無料 |
電子カルテ・レセプト連携 | × |
セルフレジ | × |
キャッシュレス決済 | 〇 |
売上分析機能 | 〇 |
予約管理機能 | ×(予約管理アプリ「トレタ」連携可能) |
在庫管理機能 | 〇 |
10位 Progress-Ⅰ|プロスパー・ネットワーク株式会社

- クリニック内の雰囲気に合わせたPOSレジを導入したい
- セミセルフレジを導入したい
- キャッシュレス決済端末も導入したい
①スタイリッシュなモニター
POS レジとして使用するモニターはタッチパネルになっており、高い操作性とデザイン性を備えています。あらゆる空間に調和するでしょう。
②患者向けディスプレイ
POSレジとともに、患者向けディスプレイとして、支払額や各種メッセージを表示できるディスプレイを導入できます。タッチ操作ができるので、患者自身で支払いの確認をしてもらうことが可能です。
③複数のキャッシュレス決済端末
複数のキャッシュレス決済端末に対応しているため、自院に適したものを選択可能です。キャッシュレス決済を導入することで、会計がスムーズになります。
■Progress-Ⅰの製品情報
おすすめ度 | 4.0 |
初期費用 | 要問合せ |
ランニングコスト | 要問合せ |
電子カルテ・レセプト連携 | 〇 |
セルフレジ | 〇 |
キャッシュレス決済 | 〇 |
売上分析機能 | 〇 |
予約管理機能 | × |
在庫管理機能 | × |
病院・クリニックにおすすめのPOSレジ比較表
順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 |
POSレジ名 | スマレジ | POSCO | Square | POS+ | BCPOS | ハヤレジ | Clinic POS | Airレジ | ユビレジ | Progress-Ⅰ |
問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ |
総合評価 | 5.0 | 4.8 | 4.8 | 4.6 | 4.4 | 4.3 | 4.2 | 4.1 | 4.1 | 4.0 |
初期費用 | 112,780円〜 | 個別見積り | 0円~ | 個別見積り | 198,000円~ | 個別見積り | 個別見積り | 83,620円~ | 95,700円~ | 個別見積り |
ランニングコスト | 月額0円~ | 個別見積り | 月額0円~ | 月額6,000円〜 | 月額0円~ | 個別見積り | 個別見積り | 月額0円〜 | 月額6,900円~ | 個別見積り |
電子カルテ・レセプト連携 | 〇 | 〇 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 | × | × | 〇 |
セルフレジ(セミセルフ) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | × | 〇 |
キャッシュレス決済 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
売上分析機能 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 要問い合わせ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
予約管理機能 | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | 要問い合わせ | 〇 | 〇 | × | × |
在庫管理機能 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 要問い合わせ | 〇 | 〇 | 〇 | × |
サポート | メール・電話 | メール・電話 | メール・電話・全国駆けつけ | メール・電話 | メール・電話 | メール・チャットのみ | メール・電話 | メール・電話 |
病院・クリニックがPOSレジ比較・選定ポイント
ここでは、病院・クリニックがPOSレジを導入する際の、比較・選定ポイントを解説していきます。
POSレジを導入する際は以下の4点に気をつけましょう。
- 料金やコスパをチェック
- 目的にあった機能や必要な機能は揃っているか
- レジの使いやすさはどうか
- 導入時や故障時のサポート力、手厚さ
①料金やコスパをチェック
POSレジを導入するにあたっては、必ず初期費用とランニングコストを確認するようにしましょう。また、機能に見合った料金であれかも確認する必要があります。
予算を考慮した上で、全体的なコスパを見て選ぶといいです。
本記事で紹介した製品の価格帯は以下の通りです。個別見積り(要問合せ)となっている製品は高額になる傾向があります。
②目的にあった機能や必要な機能は揃っているか
とにかく低コストで導入したい
小規模クリニックや、レジのコストは抑えたい方は、導入費用や月額利用料が無料で、医療機関に適したレジ機能が揃っている製品がおすすめです。スマレジの無料プランや、Airレジの場合であれば、コストを抑えて導入できます。
⇒おすすめ製品:スマレジ無料プラン、Airレジ、Square
セルフレジ(セミセルフレジ)を導入したい
セルフレジ(セミセルフレジ)は、 POS レジに自動釣銭機を連携させることで、釣り銭の渡し間違いを防ぐことが可能です。また、患者自身に精算を行なってもらうこともできるので、非接触で衛生的な会計を行えます。
ただし、導入には自動釣銭機との連携が可能なレジを選ばなければなりません。自動釣銭機の連携が可能なPOSレジとしては、下記のようなものがあります。
⇒自動釣銭機連携製品:スマレジ、Airレジ、POS+、BCPOS、ハヤレジ、POSCO
キャッシュレス決済導入をしたい
医療機関の場合、通常3.3%程度のキャッシュレス決済手数料が、1.5%程度の特別な手数料となるキャッシュレス決済端末があります。ただし、POSレジごとに連携可能なキャッシュレス決済端末は決まっているので、事前にチェックしておきましょう。
医療機関向けの特別キャッシュレス決済手数料がある端末と連携POSレジ
③レジの使いやすさはどうか
POS レジを導入するにあたって、操作性は非常に重要です。いざ導入しても、使い慣れるまで時間がかかってしまうと、効率化を目的に導入しても、逆に業務負担が増えてしまう可能性があります。
導入前に実際に機器を使用してみて、操作性を確かめておくようにしましょう。
④導入時や故障時のサポート力、手厚さ
不具合やトラブルが発生した際に、迅速に対応してもらえるかどうかも重要です。また、どのようなサポートをしてくれるかも確認しておきましょう。サポート方法には、主にメール・電話・現場訪問があります。
また、導入時に設定や設置サポートを行ってくれるかも、確認しておくといいです。
本記事内で紹介したレジの中で特にサポート力が高いのは、 POS+です。
導入時の初期設定・設置サポート標準対応はもちろん、導入後は全国無料駆けつけサポートを行っています。
病院・クリニックのPOSレジに必要な機能ってなに?
ここでは、病院・クリニックのPOSレジに必要な機能をそれぞれ紹介していきます。
病院・クリニックのPOSレジに必須の機能
医療機関で使いやすいレジ機能
大前提として、医療機関特有の会計に対応した機能を備えたPOSレジを導入しなければなりません。。保険診療と自費診療・物販などを分けて、医療費控除などを含めて金額を算出する必要があります。
レセコン連携をすることで、会計金額の2度打ちや、請求金額を間違えることがなくなるので、正確な会計が可能です。
本記事では、そういったレジ機能をもった製品を厳選して紹介しています。
【病院・クリニックのPOSレジにあると便利な機能】
キャッシュレス(クレジットカード)決済機能
キャッシュレス決済機能では、クレジットカード・電子マネー・QRコードなどでの決済が可能です。最近では現金を持ち歩く人が少ないため、キャッシュレス決済に対応することで、新規患者の獲得が期待できます。
メーカーによって対応しているキャッシュレス決済が異なるので、事前に確認しておくようにしましょう。
自動釣銭機連携機能
セルフレジのメリットは、お釣りの渡し間違いがなくなり、現金の直接手渡しがなくなるため、非接触的で衛生的なところです。患者自身で精算を行うので、会計がスムーズになります。会計業務のミスがなくなるため、受付スタッフの精神的負担も軽減可能です。
なお、セルフレジの導入には、自動釣銭機と連携できるPOSレジが必要になります。
≫自動釣銭機について詳しくはこちら
診察受付・予約管理機能
クリニックの場合、診察受付と会計処理を同じ窓口で行なっているところが多いです。その場合、窓口が混雑し、受付・会計ともに患者を待たせてしまうことになります。
診察受付機能を備えているPOSレジであれば、患者自身で受付を行えるので会計処理に影響がありません。全体的な患者の待ち時間が減り、受付スタッフも不要になるので人件費削減効果もあります。
クリニック・病院では、ほとんどの患者が継続的に通院するため、予約管理機能は必須です。電話やウェブサイトなどからの予約状況をまとめて管理できるので、的確に予約を管理できます。
≫予約管理機能について詳しくはこちら
売上分析機能
売上分析機能では売上が自動的に集計され、リアルタイムで最新の情報を確認可能です。月別や時間帯別などで分析ができ、多角的に分析ができます。
忙しい時間帯などを把握することで、的確な人員配置を検討することも可能です。
商品別での分析もできるので、物販も行っている場合は売れ筋商品などか一目でわかります。
≫売上分析機能について詳しくはこちら
在庫管理機能
サプリの販売などを自院で行う場合は、在庫管理機能もあるといいでしょう。販売している商品の在庫状況をリアルタイムで確認でき、在庫の変動履歴なども確認可能です。 変動履歴から売れ筋商品を把握することもできるので、ニーズに合った入荷数がわかるようになります。
≫在庫管理機能について詳しくはこちら
病院・クリニックにおけるPOSレジ導入のメリット・デメリット
ここでは、病院クリニックにおける、POSレジ導入のメリット・デメリットをそれぞれ解説していきます。
メリット
病院・クリニックにおけるPOSレジ導入のメリットは、以下の3点です。
- 会計業務をスムーズかつ正確に行える
- 人員不足を解消できる
- 売上を一元管理できる
会計業務をスムーズかつ正確に行える
POSレジを導入することで会計業務がスムーズになるため、患者の待ち時間を軽減可能です。医療機関の会計処理は、通常の飲食店などとは異なり、複雑なので時間がかかります。患者・スタッフ双方のストレスを減らすためにも、POSレジを使用して正確かつスピーディーに会計を行うことが重要です。
レセコンと連動することで請求金額の打ち間違いがなくなり、正確な金額を算出してくれるので、トラブルやクレームの軽減にもつながります。
人員不足を解消できる
自動釣銭機を導入してセルフレジとして運用することで、会計スタッフの人員を削減可能です。 医療機関の窓口は複雑な会計処理があるため、手間と時間がかかります。しかし、POSレジこれらの問題を解決可能です。
スタッフ一人あたりの負担も軽減できるので、離職率の低下にもつながるでしょう。
売上を一元管理できる
POSレジでは、区分ごとに売上を集計することができます。
病院・クリニックの会計の場合、小売店や飲食店などとは異なり、保険診療や自費診療・物販など、さまざまな区分があるので、集計を間違えてしまうことも少なくありません。
POS レジがあれば、これらのミスの心配もないです。
デメリット
病院・クリニックにおけるPOSレジ導入のデメリットは以下の3点です、
- 操作に慣れるまである程度の時間が必要
- 初期費用がかかる
- ランニングコストがかかる
操作に慣れるまである程度の時間が必要
POSレジを実際に効果的に運用するには、ある程度の慣れが必要です。そのため、導入する際は、できるだけ簡単に操作できるものを選ぶようにしましょう。
せっかく導入しても教育に時間がかかってしまうと、逆に業務に支障をきたしてしまう可能性もあります。
メーカーによっては、専門スタッフによるトレーニングを行なっているところもあるので、利用してみるといいでしょう。
初期費用がかかる
POS レジを導入する際は、当然ですが初期費用が発生します。特に、自動釣銭機は高額です。 そのため、自院の予算を考慮した上で導入するようにしましょう。
すでに持っているタブレットをPOSレジとして利用できるものもあるので、その場合は低コストで導入可能です。
備わっている機能を考慮して、費用対効果を考えた上で導入するようにするといいです。
ランニングコストがかかる
初期費用だけではなく、利用を続ける上でのランニングコストも発生します。 ほとんどのメーカーは月額1万円前後ですが、オプション機能の追加によってはもう少し高くなるでしょう。
基本的なレジ機能のみであれば無料で使える POS レジもあります。
病院・クリニックのPOSレジ導入ならIT導入補助金
POS レジ導入時に補助金を活用する場合、もっとも適しているのがIT導入補助金(デジタル化基盤導入類型)です。
中小企業などが会計・受発注・決済・ECの各ソフトを導入する際、導入に伴う経費の一部が対象になります。
これは、2023年10月から始まるインボイス制度への対応を見据えた、企業間取引のデジタル化推進が目的です。
対象となっている POS レジが決まっており、対象外のPOSレジの場合は補助金がもらえないため、注意しなければなりません。IT導入補助金の対象となっている、病院・クリニック向けの POS レジは下記の通りです。
- スマレジ
- POS+
- Square
- BCPOS
- ユビレジ
補助上限額は下記の通りになります。
会計ソフト・受発注ソフト・決済ソフト・ECソフト | 5万円~350万円 |
PC・タブレット・プリンター・スキャナー及びそれらの複合機器 | 10万円 |

POSレジとは?
POSレジは顧客との取引情報を、販売時点で記録したり集計することができるレジのことを表します。病院やクリニックでは、患者様のデータを個々に管理することが可能です。例えば、「いつ」「誰に対して」「どのような治療を行い」「いくらの金額が掛かったのか」といったことを記録することができます。
また、電子カルテやレセコンと連携させることで、即時に会計データを反映させることができたり、予約をネット上から行えるPOSレジもあるため、非常に便利です。
POSレジを利用することで、これまで手動で行ってきた業務の効率化や、データの分析など、様々な点で病院・クリニックの運営に役立てることができるでしょう。
POSレジ導入時の選び方は?
POSレジをこれから利用する場合、どのような点に着目して選べば良いのでしょうか。
ここでは、POSレジの選び方について詳しく解説していきます。
病院やクリニックに特化したPOSレジを利用する
まず、病院やクリニックに最適なPOSレジを利用することが大切です。POSレジは複数メーカーから販売されているため、必ずしも病院やクリニックに特化しているものばかりではありません。
病院やクリニックにPOSレジを導入する場合、特に以下のような機能が備わっているものが良いでしょう。
- 電子カルテとの連携
- レセコンとの連携
- 診察受付や予約管理機能
- 自動釣銭機との連携
- 在庫管理機能
導入前に、こうした機能が用意されているかどうかについてしっかりとチェックしておくことが大切です。
サポート制度の活用も検討する
POSレジの導入時は、使い方などを覚える必要があり、安定して使用できるまではある程度の時間が必要になります。
実際に利用するのは現場のスタッフなので、使い慣れるまではある程度の手助けが必要になるでしょう。
そのため、導入後にスタッフに対して使い方サポートや研修などが実施されているサービスを利用するのがおすすめです。こうしたサポートを利用することで、操作に慣れるまで丁寧に手助けしてもらえるため、不安なく導入を進めることができます。
POSレジ業者によっては、このようなサポートまでしっかりと行ってくれるサービスもあるので、事前にチェックしておきましょう。
予算面の負担も把握しておく
POSレジ導入時には、本体に初期費用が掛かるほか、POSシステムの利用にも月額で利用料が掛かります。また、保守管理費用やオプション費用も必要になるため、それぞれいくらほどになるのか事前に計算しておくことが大切です。
業者によってもこれらの金額は異なるので、料金体系やプランの違いなどについてもチェックしておきましょう。
小規模から導入できるものを選ぶ
導入時は、なるべく小規模から導入できるものがおすすめです。サービスによっては、最初から多くの機能が用意されているものも多いでしょう。
しかし、導入したものの、結局使うことがない機能、必要ない機能が搭載されているサービスである可能性もあります。
そのため、導入時はなるべく小規模から利用できるサービスを選び、状況に応じてプランや機能を追加できるものが良いでしょう。こうした選び方をしておけば、予算も最低限に抑えられる上に、必要に応じて機能を選択することが可能です。
まとめ
病院・クリニックは、会計業務が煩雑なため、処理に時間がかかりがちです。そのため、患者を長い時間待たせてしまうことがあります。人材不足の問題もあり、現場のスタッフの負担は非常に大きいです。
POSレジを導入すればこれらの問題を解決できるので、今回の記事の内容を参考に導入を検討してみてください。
