2023年10月よりインボイス制度が始まることは、事業者の皆さんであればご存じでしょう。それに伴う準備が、さまざまな場所で進められています。インボイス制度開始に伴いインボイスに対応したレジへの入れ替えが必要になります。
特に制度施行直前となる8月から9月は、その動きもピークに達する見込みですので、レジの品薄が予想されています。
制度開始からスムーズに対応するためには、早めの準備が重要ポイントとなるでしょう。今回はインボイス対応のおすすめPOSレジを紹介します。
【2023年2月最新】インボイス対応のおすすめレジTOP3
順位 | 1位 | 2位 | 3位 |
POSレジ名 | スマレジ | BCPOS | Airレジ |
問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ |
総合評価 | 5.0 | 4.9 | 4.8 |
初期費用例 | 合計 237,900円 ・iPad(32GB) 49,800円 ・スキャナー 36,300円 ・キャッシュドロワ 17,820円 ・レシートプリンタ 45,980円 ・ハードウェアセットアップ(任意)44,000 円 ・操作トレーニング(任意)44,000円 | 合計 224,000円~ タッチパネルPOSセット ・タッチパネルモニタ一体型パソコン ・OS(Windows 10) ・カスタマディスプレイ ・レシートプリンタ ・バーコードリーダ ・キャッシュドロア | 合計 125,318円 ・iPad(32GB) 49,800円 ・スキャナー 46,800円 ・キャッシュドロワ 9,600円 ・レシートプリンタ 19,118円 |
月額費用 | ・スタンダード(1店舗のみ)0円 / 月 ・プレミアム(1店舗につき)5,500円 / 月 ・プレミアム プラス(1店舗につき)8,800円 / 月 ・フードビジネス(1店舗につき)12,100円 / 月 ・リテールビジネス(1店舗につき)15,400円 / 月 | ・BCPOS Lite free 0円 / 月 ・BCPOSサブスクリプション 5,000円~ / 月、54,000円~ / 年 ・BCPOS買取 270,000円~ / 1ライセンス | 0円 |
メーカー名 | スマレジ株式会社 | 株式会社ビジコム | 株式会社リクルート |
【はじめに】そもそもインボイス制度とは?
インボイスは適格請求書とも呼ばれており、所定の記載要件を満たした請求書のことです。この適格請求書等の保存方式について明言しているのが、インボイス制度になります。インボイスを適切に発行・保存することで、仕入額控除を受けられるのです。
インボイス制度は、売り手側と買い手側それぞれに適用されます。買い手側は、原則として売り手から交付されたインボイスの保存が必要です。反対に売り手側は、買い手から求められた際にはインボイス発行の義務があります。
インボイスを発行できるのは、適格請求書発行事業者のみです。そのため、売り手側は制度のスタートまでに適格請求書発行事業者になる必要があります。
適格請求書とは
前述した通り、適格請求書とは取引で発生した消費税などの情報が記載されている請求書のことです。消費税が発生する取引であれば、請求書だけでなく納品書なども適格請求書にみなされることが一般的です。
適格請求書には、必ず以下の内容が記載されています。
- 適格請求書発行事業者の氏名又は名称及び登録番号
- 取引年月日
- 取引内容(軽減税率の対象品目である旨)
- 税率ごとに区分して合計した対価の額(税抜又は税込)及び適用税率
- 税率ごとに区分した消費税額等
- 書類の交付を受ける事業者の氏名または名称
適格請求書の中には簡易適格請求書と呼ばれるものもあり、レシートなどがそれにあたります。簡易適格請求書を発行できる業種は定められており、具体的には以下の通りです。
- 小売
- 飲食店
- タクシー
- 旅行会社
- 写真店
- 駐車場(不特定多数に対して提供している場合に限る)
- その他上記の業種に準ずる事業であり、不特定多数に資産の譲渡などを行っている場合
簡易適格請求書には、以下の内容を記載する必要があります。
- 適格請求書発行事業者の氏名又は名称及び登録番号
- 取引年月日
- 取引内容(軽減税率の対象品目である旨)
- 税率ごとに区分して合計した対価の額(税抜又は税込)
- 税率ごとに区分した消費税額等又は適用税率
インボイス制度が与える影響とは?
インボイス制度の導入で、仕入税額控除は一番の問題となっています。仕入税額控除とは、預かった消費税から支払った消費税を控除することです。仕入税額控除が認められないと、事業者は二重三重の消費税を支払うことになり負担が大きくなってしまいます。
特に小売業や飲食・クリニックなど製品を仕入れることが多い業種にとっては、経営面に影響を及ぼすでしょう。インボイス導入後も仕入税額控除を認めてもらうためには、やはり制度の要件を守らなければなりません。
レジを扱うお店のインボイス制度への具体的な対応方法
ここでは、レジを扱うお店がインボイス制度に対応するための具体的な方法を紹介します。
①適格請求書発行事業者登録をおこなう
制度に沿ったインボイスを発行できるのは、適格請求書発行事業者の登録番号を持つ方のみです。登録番号を得るためには税務署に申請する必要があります。この登録番号は、申請すればすぐに得られるものではありません。
特に制度導入時には多くの事業者が申請を行う恐れがあるため、通常よりも番号取得に時間がかかるでしょう。確実に制度開始前に登録を完了するには、2023年3月までに申請を済ませるよう明記されています。
免税事業者の対応方法は?
免税事業者は受け取った消費税額が支払った消費税額より少ない場合は、課税事業者となった方がお得です。課税事業者になるには、税務署に「消費税課税事業者選択届出書」を提出する必要があります。
また、免税事業者は制度施行後も売上先(買い手)が以下のどちらかに当てはまる場合は取引に影響がありません。
- 売上先の事業者が簡易課税制度を適用している場合(簡易課税制度を選択している事業者は、インボイスを保存しなくても仕入税額控除が可能)
- 売上先が消費者又は免税事業者である場合(消費者や免税事業者は仕入税額控除を行わないため、インボイスの保存が不要)
売上先がどちらにも該当しない課税事業者である場合は、その取引では原則仕入税額控除が受けられません。ただし、そのままでは後の取引にも影響してくるため、経過措置が設けられています。
内容としては、制度施行後3年間は免税事業者からの仕入も消費税相当額の8割が仕入税額控除の対象です。
さらにその後の3年間も5割が可能となります。その措置があっても免税事業者は買い手と比べて不利になりやすいため、取引に関する法律の確認が必要です。
②インボイス対応のレシート発行(適格簡易請求書を発行する)
小売業・飲食・クリニックなどは、不特定多数との取引でレシートを適格簡易請求書とすることが可能です。適格簡易請求書に該当するレシートを発行するには、対応レジを導入しなければなりません。
具体的には、レシートに以下の内容を記載できるレジが必要です。
適格簡易請求書に該当するレジを導入する際には以下の2点にも注目すると良いでしょう。
- 商品設定を内税・外税のどちらかに統一していること
- レシートの他に発行する領収書にも同様の対応がされていること(税率ごとの合計額や発生した税額、登録番号の記載がされていること)
インボイス対応のレシートはどうやったら発行できる?
インボイス対応レシートは、専用の機能が搭載されてるレジでしか発行ができません。軽減税率に対応したレジであれば、税率ごとの合計金額や税額が記載されているレシートを発行できます。
軽減税率を表示でき継続的なアップデートを行っているレジであれば、インボイスに対応できる場合が多いです。反対に、旧来型の会計機能のみのレジやアップデート予定のないPOSレジは機器の入れ替えが必要になります。
制度開始直前の今年8~9月頃は、機器の購入により各メーカー駆け込み需要が高まっている可能性が高いです。製品の品薄や導入遅れが予想されますので、早めに動いておくことをおすすめします。
インボイス対応レジ一覧表
順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 |
POSレジ名 | スマレジ | BCPOS | Airレジ | ユビレジ | STORESレジ | Square | Uレジ |
問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ |
総合評価 | 5.0 | 4.9 | 4.8 | 4.7 | 4.6 | 4.4 | 4.3 |
初期費用 | 合計 237,900円 ・iPad(32GB) 49,800円 ・スキャナー 36,300円 ・キャッシュドロワ 17,820円 ・レシートプリンタ 45,980円 ・ハードウェアセットアップ(任意)44,000 円 ・操作トレーニング(任意)44,000円 | 合計 224,000円~ タッチパネルPOSセット ・タッチパネルモニタ一体型パソコン ・OS(Windows 10) ・カスタマディスプレイ ・レシートプリンタ ・バーコードリーダ ・キャッシュドロア | 合計 125,318円 ・iPad(32GB) 49,800円 ・スキャナー 46,800円 ・キャッシュドロワ 9,600円 ・レシートプリンタ 19,118円 | 要お問い合わせ | 要問合せ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
月額費用 | ・スタンダード(1店舗のみ)0円 / 月 ・プレミアム(1店舗につき)5,500円 / 月 ・プレミアム プラス(1店舗につき)8,800円 / 月 ・フードビジネス(1店舗につき)12,100円 / 月 ・リテールビジネス(1店舗につき)15,400円 / 月 | ・BCPOS Lite free 0円 / 月 ・BCPOSサブスクリプション 5,000円~ / 月、54,000円~ / 年 ・BCPOS買取 270,000円~ / 1ライセンス | 0円 | ・ユビレジ プレミアムプラン 6,900円~ / 月 ・ユビレジ お試しプラン 0円~ / 月 | フリープラン:月額0円 スタンダードプラン:月額2,178円 | ・フリープラン 0円 / 月 ・スタンダードプラン 2,178円 / 月※クレジットカードで決済すれば初月料金無料 | 0円~ |
メーカー名 | スマレジ株式会社 | 株式会社ビジコム | 株式会社リクルート | 株式会社ユビレジ | STORES株式会社 | 株式会社STORES | 24時間365日電話サポート |
おすすめのインボイス対応レジ7選の特徴や価格を紹介
ここからは、インボイスに対応したおすすめPOSレジを紹介します。
第1位 スマレジ|スマレジ株式会社

適格簡易請求書対応のレシートや領収書出荷伝票の発行に対応
- メニュー管理やセルフオーダー機能を利用したい飲食店
- 高度な在庫管理やセルフレジを導入したいお店
- 将来は多店舗展開を想定している新規店舗
・アクティブ店舗数38,000店舗以上
スマレジは業種・業態を問わず、1店舗から600店舗以上を運営する事業者まで、幅広く利用されています。
・基本的なレジ機能であれば0円から利用可能
将来の事業拡大に向けたスモールスタートなど、その時のニーズに合わせて柔軟に対応可能です。
・機能の拡張性は無限大
機能の豊富さはもちろん、外部連携やアプリマーケット・スマレジAPIを利用すれば自由に拡張ができます。
スマレジの良い評判・口コミ
スマレジ悪い評判・口コミ
■スマレジの製品情報
おすすめ度 | 5.0 |
導入費用例 | 合計 237,900円 ・iPad(32GB) 49,800円 ・スキャナー 36,300円 ・キャッシュドロワ 17,820円 ・レシートプリンタ 45,980円 ・ハードウェアセットアップ(任意)44,000 円 ・操作トレーニング(任意)44,000円 ※表示価格はすべて税込価格です。 ※金額はあくまで一例です。 |
月額利用料 | ・スタンダード(1店舗のみ)0円 / 月 ・プレミアム(1店舗につき)5,500円 / 月 ・プレミアム プラス(1店舗につき)8,800円 / 月 ・フードビジネス(1店舗につき)12,100円 / 月 ・リテールビジネス(1店舗につき)15,400円 / 月 |
対応端末・OS | iOS・iPadOS 14~15 ※機種問わず |
機能の豊富さ | ◎ |
使いやすさ | ◎ |
保守・サポート対応 | 365日対応コールセンター(プレミアムプラス以上)、メール・無料電話サポート、オンサイト保守(オプションのみ) |
第2位 BCPOS|株式会社ビジコム

- 適格簡易請求書や適格返還請求書の発行に対応
- 仕入先マスタに「課税事業者のフラグ」と「適格事業者番号の登録」が可能
- パソコンを扱うのと同じ感覚でPOSを操作したいお店
- POSを起動したままインターネットやExcelで作業を行うことが多いお店
- 多くの種類から自店に合ったハードウェアを選びたい場合
・販売から25年間値上げなし
1998年に発売を開始してから25年間、一度も料金の値上げをしていません。誠実な姿勢から、これまでに20,000台以上の導入実績を持っています。
・幅広い機種がラインナップ
ハードウェアのセットはもちろん単品での導入も可能です。店舗ごとのニーズや雰囲気に寄り添った製品を選べます。
・豊富な料金プランから選べる
0円からのライトプランやサブスク・買取プランなど、店舗の運営状況に合わせて導入方法を選べます。
BCPOSの良い評判・口コミ
BCPOSの悪い評判・口コミ
■BCPOSの製品情報
おすすめ度 | 4.9 |
導入費用例 | 合計 224,000円~ タッチパネルPOSセット ・タッチパネルモニタ一体型パソコン ・OS(Windows 10) ・カスタマディスプレイ ・レシートプリンタ ・バーコードリーダ ・キャッシュドロア |
月額利用料 | ・BCPOS Lite free 0円 / 月 ・BCPOSサブスクリプション 5,000円~ / 月、54,000円~ / 年 ・BCPOS買取 270,000円~ / 1ライセンス |
対応端末・OS | Windows 10 |
機能の豊富さ | ◎ |
使いやすさ | ◯ |
保守・サポート対応 | 電話サポート(オプションで365日対応プランあり)、ハードウェア保守 |
第3位 Airレジ|株式会社リクルート

- レシート・領収書ともに、制度施行開始までに適格請求書発行事業者の登録番号を記載できるよう設定予定
- 税率ごとの記載については対応済み
- コストを抑えつつ、多くの機能を利用したいお店
- お店の雰囲気を大切にしたい方
- 導入前に実際の機器を試してみたい方
・0円で使える機能が幅広い
会計や商品登録などの基本機能はもちろん、売上管理や分析・サポートなどは全て無料で利用可能です。導入費を安く抑えることができます。
・リクルートが母体
知名度の高さから利用者数は、663,000アカウントとなっています。手軽に導入できる点から幅広い業種で利用されているのです。
・店舗に溶け込めるシンプル設計
シンプルなデザインなので、お店の雰囲気を壊す心配がありません。キャッシュレス決済やセルフレジとしての利用も可能です。
Airレジの良い評判・口コミ
Airレジ悪い評判・口コミ
■Airレジの製品情報
おすすめ度 | 4.8 |
導入費用例 | 合計 125,318円 ・iPad(32GB) 49,800円 ・スキャナー 46,800円 ・キャッシュドロワ 9,600円 ・レシートプリンタ 19,118円 ※表示価格はすべて税込価格です。 ※金額はあくまで一例です。 |
月額利用料 | 0円 / 月 |
対応端末・OS | iPadOS 14~15 |
機能の豊富さ | ◯ |
使いやすさ | ◎ |
保守・サポート対応 | メール・チャットサポート |
第4位 ユビレジ|株式会社ユビレジ

適格簡易請求書対応のレシート発行(自身での設定が必要)
- 直感的に使いやすいレジを探しているお店
- 本格的に導入を決める前にお試しで使ってみたい方
- スペースをとらずに持ち運べるレジを探しているお店
・シンプルで操作がしやすい画面設計
「カンタンがカンタンがいちばん」というコンセプトで設計されているので、直感的な操作が可能です。
・初月に限り0円で利用できる
まずはユビレジを試してみたい方に、おすすめのプランを用意しています。リースやレンタルプランもあるので、店舗に合わせて無理なく導入できるでしょう。
・飲食・小売・サービス業に特化したプラン
それぞれの業種に特化した機能と周辺機器の組み合わせがあり、ニーズに合わせて利用できます。オプション機能を追加すれば、利便性をさらに高められるのです。
ユビレジの良い評判・口コミ
ユビレジの悪い評判・口コミ
■ユビレジの製品情報
おすすめ度 | 4.7 |
導入費用例 | 要お問い合わせ |
月額利用料 | ・ユビレジ プレミアムプラン 6,900円~ / 月 ・ユビレジ お試しプラン 0円~ / 月 |
対応端末・OS | iOS・iPadOS 14以降 |
機能の豊富さ | ◎ |
使いやすさ | ◯ |
保守・サポート対応 | 365日対応コールセンター(プレミアムプラス以上)、メール・無料電話サポート、オンサイト保守(オプションのみ) |
第5位 STORESレジ|株式会社STORES

適格簡易請求書対応のレシート発行(自身での設定が必要)
- ネットショップと実店舗をシームレスに連携したい方
- 小売店で月額費用を抑えたいお店
- これからネットショップ開設をする方
・実店舗とネットショップの在庫管理がスムーズ
実店舗で売り切れた商品は、ネットショップ上でも自動的に売り切れ表示してくれます。複数店舗との連携も可能です。
・ネットショップの注文にもすぐに対応
ネットショップの注文状況はレジで確認ができるので、店舗スタッフがすぐに配送準備に取り掛かれます。
・ネットショップ開設もスムーズ
ネットショップ開設連携機能は、0円で利用できます。自分で好みのデザインを設定できるので、効率の良い店舗アピールができるでしょう。
STORESレジの良い評判・口コミ
STORESレジの悪い評判・口コミ
■STORESレジの製品情報
おすすめ度 | 4.6 |
導入費用例 | 要問い合わせ |
月額利用料 | 月額利用料 ・フリープラン 0円 / 月 ・スタンダードプラン 2,178円 / 月※クレジットカードで決済すれば初月料金無料 |
対応端末・OS | iPadOS 14.0〜16.3 |
機能の豊富さ | ◯ |
使いやすさ | ◯ |
保守・サポート対応 | 問い合わせフォーム、電話サポート |
第6位 Square|Square

要問い合わせ
- 売上金を早く振り込んで欲しいお店
- なるべく早く導入したい場合
- 高機能でシンプルなデザインの決済端末を利用したいお店
・審査がスピーディー
アカウントの審査がスピーディーで、早ければその日のうちに本格的なレジ機能を利用開始できます。
・最短翌営業日に入金可能
決済された売上金は最短で翌営業日に指定の口座に入金してくれます。振込・事務手数料は一切無料です。
・iOS・Androidで利用できる
タブレットPOSレジはiPadのみに対応している場合が多いですが、SquareはAndroidでも利用できます。費用を抑えての導入が可能です。
Squareの良い評判・口コミ
Squareの悪い評判・口コミ
■Squareの製品情報
おすすめ度 | 4.4 |
導入費用例 | 合計 110,280円+タブレット代 ・スマホ・タブレット 要問い合わせ ・スキャナー 36,500円 ・キャッシュドロワ 19,980円 ・レシートプリンタ 53,800円 ※表示価格はすべて税込価格です。 ※金額はあくまで一例です。 |
月額利用料 | ・0円〜 |
対応端末・OS | iOS・Androidに対応したスマホ・タブレット |
機能の豊富さ | ◯ |
使いやすさ | ◯ |
保守・サポート対応 | 電話・メールサポート |
第7位 Uレジ|株式会社USEN

Uレジはインボイス対応機能実装済みです
- 店内BGMやWi-Fiなど、依頼先をできるだけまとめたいお店
- 業種に特化した機能を搭載しているPOSレジを使用したいお店
- 母体のしっかりしているレジメーカーを選びたいお店
・業種に合ったレジが選べる
飲食・理美容院・小売店・整体院の4業種に合わせたプランが用意されています。それぞれに必要な機能を搭載しており、使い勝手が良いです。
・初期登録や設置作業は全国で対応可能
USENが運営するPOSレジメーカーなので、全国どこでも手厚い導入サポートを受けられます。導入後は24時間365日対応の電話サポートが利用可能です。
・店舗に必要なサービスもワンストップで提供
POSレジの他に、店内BGMやWi-Fi・WEB予約システムなど、店舗運営に必要な機能を丸ごと依頼できます。
Uレジの良い評判・口コミ
Uレジの悪い評判・口コミ
出典:Uレジの評判
■Uレジの製品情報
おすすめ度 | 4.3 |
導入費用例 | 要問い合わせ |
月額利用料 | 0円〜 |
対応端末・OS | iPad(OSについては要問い合わせ) |
機能の豊富さ | ◯ |
使いやすさ | △ |
保守・サポート対応 | 24時間365日電話サポート |
インボイス対応レジの価格は?
インボイス対応レジの価格は、様々な要素によって異なります。例えば、機能や性能、信頼性、ブランド、保証、サポートなどによっても違いがあるでしょう。
また、インボイス対応レジは、専用のソフトウェアやプラグインが必要であるため、それらのコストも考慮する必要があります。
一般的に、インボイス対応レジの価格は、通常のPOSレジよりも高くなる傾向があり、POSレジ本体と周辺機器のみであれば、20~40万円程度になるケースが多いです。
ただし、セルフレジ・セミセルフレジなどとセットで導入する場合には、100万円を超える可能性もありますそれぞれの企業の予算に応じて、適切なサービスを利用することが大切です。
場合によっては、レンタルやリースなどのオプションもあるので、初期費用を抑えて利用したい方はこうした方法も検討してみましょう。
インボイス制度やレジに関するQ&A
ここからは、インボイス制度やPOSレジに関する質問をまとめてみました。
Q.インボイス対応レジ導入に使える補助金はある?
インボイス対応レジを導入する際に利用できる補助金は以下の2つです。
・IT導入補助金
中小企業・小規模事業者などの業務効率化や売上アップを目的としています。目的を達成するために自社の課題やニーズに沿ったITツールを導入した場合、その一部が補助対象です。枠や購入する機器によって補助額の上限額が異なります。
・ものづくり補助金
こちらも中小企業や小規模事業者などの生産性向上を目的とした補助金です。インボイスを含め、相次いで直面する制度変更に対応するための設備投資などを支援してくれます。申請するにはいくつか条件を満たす必要があるので、必ず確認しましょう。
いずれの補助金も申請すれば必ずもらえるものではありません。
また、年度額ごとに予算が決まっており、その金額に達すると予定より早く終了する恐れもあります。導入を決めているようであれば、メーカーに相談するなど早めに対応すると良いでしょう。

Q.適格請求書と適格簡易請求書の違いって何?
2つの違いは、発行できる事業者と記載内容が違ってきます。それぞれを表で比較していきましょう。
適格請求書 | 適格簡易請求書 | |
---|---|---|
発行できる事業者 | 課税事業者であり、かつ適格請求書発行事業者として税務署へ登録した人 | 適格請求書発行事業者のうち、不特定多数の者に商品やサービスを提供する次の事業者 ・小売業 ・飲食店業 ・写真業 ・旅行業 ・タクシー業 ・駐車場業(不特定多数の者に対するもの。) ・その他これらの事業に準ずる事業で不特定かつ多数の者に資産の譲渡等を行う事業 |
記載内容 | ・適格請求書発行事業者の氏名又は名称及び登録番号 ・取引年月日 ・取引内容(軽減税率の対象品目である旨) ・税率ごとに区分して合計した対価の額(税抜又は税込)及び適用税率 ・税率ごとに区分した消費税額等 ・書類の交付を受ける事業者の氏名または名称 | ・適格請求書発行事業者の氏名又は名称及び登録番号 ・取引年月日 ・取引内容(軽減税率の対象品目である旨) ・税率ごとに区分して合計した対価の額(税抜又は税込) ・税率ごとに区分した消費税額等又は適用税率 |
違いは、適格請求書では必要な「書類の交付を受ける事業者の氏名又は名称」が適格簡易請求書では不要な点です。また、適格簡易請求書は「税率ごとに区分した消費税額等」と「適用税率」のどちらか一方で良いとされています。
適格簡易請求書は不特定多数の顧客に発行するものなので、このような措置が取られているのです。
Q.改正電子帳簿保存法との関係は?
電子帳簿保存法とは、帳簿や書類を電子データとして保存することを認めている法律です。この法律の対象書類は大きく分けて次の3つになります。
- 総勘定元帳などの帳簿の保存
- 貸借対照表や損益計算書などの決算書類の保存
- 請求書、納品書、領収書などの証憑書類の保存
電子での保存形式も以下の2つに定められています。
- スキャナ保存(紙の証憑書類をスキャンしてデータ保存)
- 電子データ保存
電子帳簿保存法改正と共に、ペーパーレス化によって業務の簡略化を目指す方もいます。しかしインボイス制度を含めた新制度は、現在よりも証憑管理事務の負担を増やす要因となるでしょう。
例えばインボイスに記載された登録番号は信頼の証ともなり得ますが、確認作業が新たに発生するのです。このような理由からペーパーレス化を目指すと同時に、新制度への柔軟で正確な対応も求められます。
Q.そもそもPOSレジって何?
旧来型のレジスターは、会計の計算や売上金を記録する機能のみが搭載されていました。POSレジは基本的なレジ機能の他に、売り上げた商品や購入した顧客情報・決済方法まで記録できます。
売上に関する機能だけでなく、スタッフの勤怠管理や会計・ECサイトとの連携も可能です。キャッシュレス決済やセルフレジとしての導入もでき、低コストながら機能性に優れています。
年々さまざまな業種が導入を進めているため、今後はPOSレジが会計業務の主力となってくるでしょう。

Q.POSレジの導入メリット・デメリットは?
POSレジのメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット
・高機能の製品が多い
POSレジは、旧来型のレジスターと比べて高機能な点が特徴です。バーコードリーダーや自動釣銭機を連携させれば、金銭トラブルも大幅に防止できます。蓄積したデータを利用することで、売上アップや業務の効率化の実現にも役立てられるのです。
・コストパフォーマンスが良い
POSレジは、メーカーによっては既存のタブレットを利用することができます。そのため、ある程度導入コストを抑えることも可能なのです。機能が豊富な反面、月額利用料が安いという点もメリットといえるでしょう。
・常に新しい状態をキープできる
ほとんどのPOSレジメーカーは、システムのアップデートを定期的にユーザーへ提供しています。ユーザーは自身でアップデートを行うことで、常に最新のシステムを利用できるのです。インボイスなど新制度施行時も製品を買い替える必要がありません。
デメリット
・製品によっては初期費用が高くなる場合も
POSレジの中でもターミナル型は、高度な専用機器が必要になります。高機能であるため値段も高く、1台につき数百万となる機器も珍しくありません。本体が劣化したら買い替える必要もあるので、導入時にはよく検討する必要があります。
・人によっては使いこなせない場合もある
POSレジは高性能でさまざまな機能が搭載されています。そのため人によっては不要な機能や、使いこなせないといったデメリットも生じやすくなるでしょう。このような事態を回避するには、購入者自身がどのように運用したいのかを洗い出しておくことが重要です。
まとめ
今年10月からのインボイス制度導入に向けて、多くの方が準備を進めています。不特定多数の顧客を対象とする事業者は、レシートをインボイスとして発行できる機器の導入が必須条件です。
そのため、旧来型のレジスターからインボイス制度対応レジへの買い替えも始まっています。POSレジについては今後多くの買い替え需要から品薄が予想されるため、早めの対応がおすすめです。
自店にとって満足のいく製品を導入するために、今から買い替えを検討していきましょう。
